地産地紹 Vol.1  イラストレーター いけべけんいちさん

地産地紹 Vol.1  イラストレーター いけべけんいちさん

2021年4月4日

記念すべきアオバザール合同会社の商品化 第1号である「花粉症&ぜんそくのためのバッジとラゲッジタグ」は、現在、数量限定ながら、取扱店で好評をいただいています。

商品の詳細は、「地産地商 Vol.1 バッジとラゲッジタグ」の記事にて、ご案内していますが、こちら「地産地紹」のコーナーでは、この商品のためのイラストを手掛けた青葉区在住のイラストレーター いけべけんいちさんのインタビューをご紹介します。

いけべさんは、実は弊社の切り込み隊長 安生敏弘と小学校と中学校で同級生という間柄。そのあたりから、お話を伺っていきます。

<<<画像をクリックすると、商品紹介のページにジャンプします。


アオバザール(以下ア):早速ですが、安生さんとは同級生だとか?

いけべけんいちさん(以下い):そうなんですよ。つつじヶ丘小頃から、谷本中学までの9年間を一緒に過ごしました。

写真左 少年時代の安生 写真中央 少年時代のいけべさん

い:特に小学生の頃は、よく放課後に安生さんの家に行っていました。お誕生会なんかにも呼んでもらったりも。たしか大きなセントバーナードを飼っていて、サラリーマン家庭の僕からすると、当時、お父さんがタイルの仕事で活躍されていた安生さんのお家は、すごく新鮮だったのを覚えています。たしか、ワンちゃんの名前はバフィーだったかな?

ア:その後は、ずっと交流が続いたんですか?

い:いえ、別々の高校に進学してからは、ほとんど会うこともなくなって、サラリーマン時代も地元青葉に住んでいましたが、まったく会うことはなくなりました。ただ、時折、安生さんの会社の前を通ると、会社の車に乗る安生さんを見かけることなどは、ありました。当時のクライアントさんは、ほとんどが都内にありましたので、地元とのつながりは薄れていた時期でした。

ア:どういう経緯で再会をしましたか?

い:2013年から2014年にかけて、青葉区 、とくにたまプラーザ周辺で市民大学の活動に参加したのですが、その時に出会った同業の佐藤慎治さん(有限会社デザインスペースマジック)から、青葉台で開催されている飲み会が面白いから、と招待されていったのが、AFF(Aobadai Face to Face: 2011年ころから続く、青葉区を中心にした人がゆるく集う飲み会・オフ会)で、そこで「面白い人がいるから紹介する」と言われたのがなんと安生さんでした。

じつに、30年近い時を経ての再会でした。

左 インタビュー時にはしゃぐ 安生といけべさん(撮影場所 家具のウッディハート)さくらっこちゃんといういけべさんの手書きの撮影用パネルを前にして。

ア:またここ青葉区で仕事をするようになったのはどういう流れからでしたか?また、どんなことをしてきましたか?

い:先程の市民大学のプロジェクト以降、佐藤さんや、スパイスアップの柏木さんらとのつながりで地元横浜青葉でのお仕事も次第に増えていきましたし、別のルートで知り合った横浜美術大学の先生とのつながりから、美大の生徒さん向けの特別講義などもしています。僕は、一度サラリーマンになって、その後、フリーランスのイラストレーターになったのですが、そういうキャリアのある人も大学側からすると新鮮なようで、自身の体験を伝えながら、「キャリアデザイン」についてのお話をしています。

再会後、いけべさんが安生の会社「リードあざみ野店」のためにデザインしたポストカード

最近では、横浜青葉の福祉施設、作業所とのお付き合いも増えてきましたし、2018年からは、地元で念願の子ども向けのイラスト教室を開催することができ、生徒さんから大きな刺激とインスピレーションをもらっています。

さらに直近では、青葉区全体に展開を予定している福祉のプロジェクトのための冊子づくりに関わっていて、もうすぐ、皆さんの目に触れることと思います。

ア:地元横浜青葉で働くことって、どんな印象ですか?

今後の話で盛り上がる二人

い:先程のAFFでは、本当にいろんなジャンルの方と出会えて、そしてそのつながりがすごくいっぱいあって、いいなぁって思います。クリエイターとかデザインの業界の人も多くて、自由で活発な雰囲気がとても好きです。 (AFFで味わったような雰囲気があり、実際AFFの幹事も務めている者もいる)アオバザールが今後、地域の人、物、事の地産地消※(商、紹)を推めていくと聞きましたが、それはすごく楽しみだし、力になってほしいと思っている人が多いと思います。

僕も、また別のプロジェクトでもぜひ、コラボしていきたいなと思います。


青葉区の好きなところは、「穏やかで治安も良く、子育てがしやすい点」。 そして、よく行く場所は、「ランニングで走っている恩田川周辺」とのこと。 移り変わる田畑の様子で季節を感じることができ、水の流れる音が大好きなのだそうです。 

いけべけんいちさんのプロフィール

公式サイト http://mushroomcut.com/ より抜粋 

  • 1970年 宮崎県生まれ
    明治大学文学部卒業
    米国留学後、デザインスクールにてグラフィックデザインを学ぶ
    美術家教員免許取得
    メーカーにてデザイン業務に就く傍ら、福井真一氏のスクールにてイラストレーションを学ぶ
  • 2000年 フリーランスとして活動開始
  • 2012年 通信教育事業の教材リニューアルプロジェクトにアートディレクション兼コンサルタントとして参加
  • 2014年 NPO法人の芸術大学のプロジェクトの運営委員として参加
  • 2015年 通信教育事業のWEB動画配信プロジェクト担当
  • 2017年より 美術大学にてキャリアデザイン授業担当
  • 2018年より 小中学生向けイラスト教室運営開始(横浜市)